新硬貨には偽造を防止するため高度な造幣技術が用いられており,
角度によっては浮かび上がって見える「500円」という文字を,新硬貨で確認した人は多いだろう.
しかし新硬貨に超微細文字が刻まれていることを知っている人はそれほど多くあるまい.
その文字サイズは一辺がおよそ180マイクロメートル(=0.18mm).
もし500円硬貨の片面をこの文字で埋め尽くすならば17000字ほど書き込むことができる計算だ.
文字が余りに小さく肉眼で確認することは極めて困難(根性で見えるという話もあるが)なため,
拡大図を以下に用意した.
下の写真,赤枠部分に文字が刻まれている.
文字を順番にたどると NIPPON と読める.
上の赤枠部分を拡大したものが以下の写真.
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| 横線の途切れる角の部分にあるのが N. |
これも同様に角の部分にあるのが I. |
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| 横線の最下部,両端に P - P. | 横線の最下部,両端に O - N. |
これらの文字を見ると,盛り上がった山のふもと部分に配置され, 引っ掻かれて削れてしまわないように配慮されていることがわかる.
もう片方の面にも NIPPON という文字は刻み込まれている.
赤枠部分を拡大したものが下の写真.
わかりやすくするために階調を反転したものが下の写真. こちらは茎と花の部分に沿って文字が配置されている.
と,まあこのようにぶっとんだ加工がなされているわけだが,
財務省造幣局の
ウェブサイトには
なぜかこのマイクロ文字に関する記述はない.
そこで偽造防止対策として紹介されている 4 つのポイントは,
1. 潜像 (浮かび上がる「500円」の文字)
2. 斜めギザ(硬貨の横のギザギザが斜め)
3. 微細点・微細加工(細かい点や細い線)
4. ニッケル黄銅素材(特殊な組成の合金)
となっているのだがマイクロ文字の話は少しも出てこないのだ.
もしかして国家機密だったり… やばい,オレ消される?