ウインチ
ウインチとはグライダーを空へ引き上げる装置です。
ぼろいトラックの荷台に載っているものがそうです。
このウインチに取り付けられた巻き取りドラムからワイヤを1km近く引き延ばします。このワイヤの先端をグライダーに接続し、ワイヤを高速で巻き取ってグライダーをタコ上げの要領で引き上げます。グライダーは上空でワイヤを切り放して滑空を始めます。
このウインチの動力源は大型のディーゼルエンジンを使用しています。もともとは大型トラック用11.6リッター6気筒230馬力のエンジンです。(日産ディーゼルPE6型・でも出力特性はいまいち)
このエンジンの出力を同じく大型トラック用のミッションで減速して巻き取りドラムを駆動してます。
またこれは既製品ではなく我々の手によって自作したものです。今使っているもの(写真に写っているもの)は92年に完成したので「92式北大ウインチ」といいます。
なおこのウインチの操作は誰でも出来るものではなく、オペレータはかなりのトレーニングを積まないと一人前にはなれません。
関連事項 リトリブカー
ウインチは滑空場の端に置かれていますが、グライダーはその反対側の端から発進します。このため曳航する度に期待に取り付けるワイヤ引き延ばしてをセットする作業が必要です。この作業は多くの場合自動車で引っ張ります。このための自動車をリトリブカーと言います。たいていはポンコツの廃車を使っています。
この作業一見簡単なように思えますが、荒れ放題の不整地上で速度を一定にしたまま走る必要があり、繊細なアクセルワークと強力な精神集中力が必要です。さもないとウインチ側では巻き取りドラムからワイヤがあふれて絡まるという悲劇が発生します。
戻る