仮想缶アートシステムによるポリゴンモデルの近似形状構築に関する研究

概要

 近年、食品や飲料の空き缶リユースの一環として、また芸術作品の一種として、缶をタイル状に配置した絵画や空間的に配置したオブジェなどの缶アート作品の制作が盛んです。しかし、缶アートの制作には缶の空間配置や缶ラベルの色合わせなどを事前に十分検討しておく必要があります。また、缶の数の見積もりに応じて実際に大量の缶と十分広い制作場所を用意する必要があり、創作活動の敷居を高くしています。

 そこで、本研究では立体的なオブジェ作品を対象とし、テクスチャ付き3Dポリゴンモデルデータを入力として与え、これを缶アートで近似表現した3Dモデルを仮想空間内に自動生成する、缶アート制作のシミュレーションシステムの開発を目的としました。

図:システム概要

動作ムービー