拡張仮想による遠隔コミュニケーションシステムの実現とその評価に関する研究

概要

近年zoomをはじめとするオンライン会議システムやインターネット上のメタバースのような遠隔コミュニケーションシステムが普及してきています。 本研究では、現実空間の要素を仮想空間に添加する拡張仮想(Augmented Virtuality)のアプローチに着目し、 以下の2つの機能を特徴とした遠隔コミュニケーションシステムをゲームエンジンUnityおよびPUN2(Photon Unity Networking2)を用いて実現しました。

(1)参加者の顔追跡に基づいた視点位置依存の仮想空間レンダリング

(2)参加者が直接操作する実物体を用いた仮想空間内部への干渉

これらの機能の実装により、参加者に仮想空間内への没入感を与える拡張仮想アプローチの新たな遠隔コミュニケーションの仮想性を示します。  


図:システム概要

動作ムービー


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