スクリーンに映る影を用いたマンマシンインタラクションに関する研究

概要

 近年、コンピュータで制御されたプロジェクタを用いた新たな映像空間の創出が注目されており、強化現実を利用した様々なマンマシンインタラクションに関する研究が盛んです。しかし、特殊な機械を用いるなど、一般的な環境では実現しにくいという問題があります。

 そこで、一般的なプレゼンテーション環境で用いることが可能な、影の強化現実を利用したマンマシンインタラクションを開発し、スクリーンに映る影を用いたマウス操作や影指示棒機能を実現しました。これにより、コンピュータ、プロジェクタ、スクリーン、ビデオカメラ以外の道具を用いず、発表者の手の影のみを用いたインタラクションが実現できます。

図:システム概要

動作ムービー