芸術作品の一つに影を用いたトリックアートがあります。これは作品の立体形状を見ても、それがどのようなものか容易に判別できませんが、ある方向から作品に光を当て、背景に影を作ることによって様々な形状を映し出すものです。
本研究では、目標とする異なる複数の影画像を入力として与え、これをもとに実際にレゴブロックを用いて立体造形可能な3Dモデルを出力するシステムを開発しました。この3Dモデルに対していくつかの方向から光を当てることにより、複数の目標と亜する影を映し出すトリックアートとなります。また、システムによって得られた3Dモデルを実際に作ることで、本システムの有用性の評価も行いました。