現在、スマートフォンやタブレット端末といった、タッチスクリーンを搭載したスマートデバイスでは、個人認証の方法の一つとしてパターンロック認証が用いられています。
しかし、手の指によって行うパターンロック認証は、肩越しに画面を覗き見るショルダーハックや、画面に残った脂の跡を読み取ることによって、認証キーである入力パターンを盗まれてしまうリスクを持ちます。
そこで、手の指で画面をなぞることの代わりに、口をカメラの前で移動させ、画像を認識することで方向入力を検知し、認証を行うパターンロック認証システムの開発を行いました。
これにより、画面に触れることなく、手の指を用いた場合に近い感覚で、認証キーを盗み取られてしまうリスクを回避しつつ、認証を行うことが可能となります。
パターンの入力における閾値(口をどれだけの距離どれだけの時間移動させていればパターンを入力したとみなすか)の設定が難しかったです。
自分に適した設定を行うことができましたが、どのような人でも使いやすいように設定を変更するUIを実装することを検討しています。