スマートフォンを用いたARによる麻雀初心者支援システムに関する研究

概要

 テーブルゲームの一種である麻雀は広く普及しています。しかし、麻雀は他のテーブルゲームと比べて大変難しいゲームであり、初心者のプレーヤーが基本のルールを覚えてもすぐにはプレイできず、 手牌の中から次にどの牌を捨てたら良いか判断がつかない事が多々あります。

 本研究ではこのような麻雀初心者を支援するために、麻雀牌の画像認識と拡張現実技術を応用した麻雀初心者支援システムを構築しました。

 本システムでは、まず麻雀初心者がスマートフォンを用いて自分の手牌画像を撮影します。すると、システムが適切な捨牌候補をリアルタイムに検出し、手牌画像上に捨牌の情報を拡張現実によって可視化することで、 初心者のプレイを支援することが可能です。

図:スマートフォンで麻雀牌を撮影する

動作ムービー

苦労した点

撮影画像からどの位置に牌が並んでいるかを認識させ、それぞれの牌を切り取る必要があります。ノイズが乗らないようにきちんと牌の部分を切り取るのに苦労しました。