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研究内容

JXTAにおけるランデブーピア動的選択とネットワーク可視化システムに関する研究

近年、パーソナルコンピュータの著しい性能向上に伴い、PeerToPeer(P2P)というブローカレスのネットワーク利用形態に注目が集まっています。JXTAによって構築されるP2Pネットワーク上では、ランデブーピアと呼ばれる、ピア情報を提供するピアからの情報を取得することにより、ピアの探索が行われます。エッジピアは、ランデブーピアに接続することによって、他のピアに発見要求を送り、情報を取得できます。現在のJXTAネットワークでは、エッジピアは新しいランデブーピアを動的に発見しますが、ランデブーピアの動的な選択が実装されておらず、特定のピアに負担がかかってしまっています。

そこで本研究では、ネットワーク状況を考慮してランデブーピアを動的に選択することによって負荷分散を行い、ピアの発見を高速化するシステムの構築を行っています。また、JXTAプロトコル上で形成されているネットワークやピア情報を可視化することによって、挙動をリアルタイムで視覚的に表現します。

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図:ネットワーク状況を考慮したランデブーピアの動的選択の例

子供の保護のためのインターネット利用監視支援システムに関する研究

近年の急速なインターネットの接続環境の整備、利用率は増加の一途を辿っています。また、小中高校においても、情報教育やインターネットを利用した教育が盛んに行われていて、現代の子ども達にとって身近な情報入手手段となっています。

しかし、その反面、誰でも自由に情報を発信可能な事による有害情報の発信や、インターネットの利用による犯罪の増加も問題視されており、リンクを辿っていくことで意図せずに有害情報に接することや、操作ミスによる個人情報の誤発信、掲示板などで名誉毀損的な発言をしてしまい、収拾がつかなくなる被害に遭う可能性があります。また、子どもがインターネットに接続する際には、保護者がそばで監視していることが推奨されますが、実際には常に監視し続けることは難しく、子どものインターネット上での行動を十分に把握しきれない場合があります。

そこで本研究では、子どものプライバシーに配慮しながらも、子どもが有害な情報に接触していないかどうかを保護者に対して通知する、保護者監視支援システムの設計と実装を行っています。また、子どもがどのような情報に興味を示しているかを保護者に伝え、子どもに対する理解を深める手助けをすることを目指しています。

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図:インターネット利用監視支援システムの概念図

遅延を用いた適応経路制御手法

NaREI experiment Network on JGN2
図:適応的環境知性ルーティング手法 NaREI の実証実験ネットワーク

先端ネットワーク研究室で最もレイヤーの低い研究は、適応的経路制御手法に関するものです。現在、ネットワーク資源を有効に利用するための TE (Traffic Engineering) 手法が盛んに研究されていますが、そこに自律分散の手法を導入してネットワークの環境変化に適応的な対処を行おうという、ルーティングに対する人工生命的アプローチです。ボトムアップな分散協調手法はトップダウンなアプローチに比べて効率の悪さが指摘されがちですが、片方向遅延情報を用いることで、輻輳回避に対する適応性の高さと高速性とを両立するアルゴリズム REI を提案しました。

また、株式会社ネクステック、地域間相互接続プロジェクト RIBB-II と研究協力体制を築き、JGN-2 上に提案アルゴリズムを実装したルータで実験ネットワークを構築して実証実験を行う事で本提案手法の有効性を実ネットワーク上でも示す事に成功しております。詳しくは柏崎のサイトをご覧下さい。